2022.02.14 17:08
JT、海外事業好調で増収増益 希望退職に3千人応募
日本たばこ産業(JT)が14日発表した2021年12月期連結決算は、海外のたばこ事業が好調で、売上高が前期比11・1%増の2兆3248億円、純利益が9・1%増の3384億円だった。収益環境が厳しい国内事業を対象に実施した希望退職に、グループ全体で3102人の応募があったことも明らかにした。
海外のたばこ事業は販売本数が増えているが、国内は減少傾向が続いている。JTは国内で出遅れた加熱式たばこの市場シェア拡大を目指す。
22年12月期の連結業績予想は、売上高が0・4%減の2兆3150億円、純利益が5・2%増の3560億円と見込んだ。