2022.02.12 18:07
トリメタジジン、ロシアで身近 薬局で販売、狭心症患者らが利用
ロシア・ウラジオストクの薬局で、トリメタジジンの箱を持つ店員=12日(共同)
【北京、ウラジオストク共同】ロシア・オリンピック委員会のフィギュアスケート女子選手カミラ・ワリエワ(15)が陽性反応を示した禁止薬物トリメタジジンは、ロシアでは薬局で購入できる身近な薬として知られる。極東ウラジオストク市内の小さな薬局でも販売され、医師の処方箋がなくても購入することができた。
血流を良くする効果があり、ロシア通信によると、狭心症や慢性心不全の患者が利用するのが一般的だという。しかし、女性店員は「心臓の働きを助ける薬で、スポーツをする若者や、試験前に不安を抱える学生もよく買う」と話した。国産品は60錠入りで225ルーブル(約340円)。