2022.02.12 08:40
ナベヅル優雅にふわり 高知・香長平野で越冬中
夕日に染まった雲を横切って、ねぐらに帰るナベヅル(香南市内)
ナベヅルは毎年、香長平野で越冬する。長年観察している南国市の写真家、水田貴士さん(78)によると、今季は昨年11月に飛来を確認。年末に愛媛県などに移り、1月末から再び6羽が姿を見せている。
午後5時すぎ、上空で1羽が「クエー」と合図した。6羽は浜風を受けながら滑るように降下し、長い足を伸ばして優雅に立った。
日中は田んぼで落ち穂をついばんだり、遊んだりしてのんびり過ごす。3月には、繁殖地のシベリア南部や中国北東部に向けて旅立つという。(森本敦士)