2022.02.11 19:09
コアラ「絶滅の危険高い」 豪政府、保護へ41億円
オーストラリアのコアラ=2006年10月(ロイター=共同)
【メルボルン共同】オーストラリア政府は11日、シドニーやブリスベン、キャンベラを含む東部など2州と首都特別地域における野生のコアラの危機レベルを1段階引き上げ「絶滅の危険性が高い」とすることを決めた。干ばつや近年の森林火災、病気、都市化によって生存が脅かされていることが理由。リー環境相が明らかにした。
これに先立つ1月29日、モリソン首相は、コアラの生息地回復や個体数調査、治療といった支援などに政府が今後4年間で5千万豪ドル(約41億円)を投じると表明した。
オーストラリアではコアラが東部と南東部を中心に生息している。