2022.02.11 17:26
古代中国の沿岸都市・臨海は、文化的魅力で新しい観光ブームを呼ぶ
【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202202117279-O1-x4Qb2fuk】
AsiaNet 94484 （0337）
【臨海（中国）2022年1月10日新華社＝共同通信JBN】「春節の集いには、軽食の麦油脂（食餅筒、Maiyouzhi roll）が欠かせない。それは台州の古都に住む人々の文化的記憶だ」。中国東部浙江省の古代沿岸都市・臨海の地元の伝統的軽食の代表的継承者であるJin Yingchun氏は、春節の前夜にWang’s Former Residence（王士駿故居）で生地を広げながら、複数の携帯電話の向こう側にいる聴衆に、この伝統的軽食の背景にある物語を紹介した。
臨海は、中国の有名な歴史文化都市、中国の優れた観光都市、中国の住みやすい都市、長江デルタ高速鉄道観光都市の最初のバッチとして知られている。臨海市宣伝部（Publicity Department of Linhai City）によると、近年、中国南東部沿岸都市の臨海は、古都の保護に尽力し、多くの評価を得ている。現在、1000年以上の歴史を持つ古代都市は、文化と観光の総合開発の波に乗り、活力に満ちている。
臨海は台州の首都であり、紫陽街（Ziyang Street）は臨海で最も古い通りである。古都を貫く紫陽街は三国時代に建てられ、約1700年の歴史がある。それは中国の保存状態の良い歴史的な通りであり、古代の沿岸都市の典型である。切り絵や竹編みなどの伝統的手工芸品を通りで目にすることもある。夜になると街灯が点灯し、城壁の間、軽食屋台や書店の傍を観光客が歩いているのが見える。それは歴史的要素を満載していると同時に、新しい近代的な商業活動も豊富である。そのため、紫陽街は中国の数少ない「生きている」古い通りの1つとしても知られている。
紫陽街は、開発が進む臨海の地域観光の代表的な特徴の1つにすぎない。近年、臨海の多くの場所で観光デスティネーションが栄えている。Taizhou capital city cultural tourism zone（台州府城文化観光区）のブランド効果が顕著であるだけでなく、Kuocangshan Park（括蒼山公園）、Yongquan Sweetness Town、Youxi Sports Town、Hetou Yangyanshan Tea Cultural Park（河頭羊岩山茶文化園）、Baishuiyang Anji Mountain Paragliding Base（白水洋安基山パラグライダー基地）などの景観区の向上も臨海の地域観光の開発に常に寄与している。
同時に、臨海は「無形文化遺産+観光」のブランド構築を強化し、優れた無形文化遺産プロジェクトを景観区に導入している。これまでに、臨海は築100年を超える商店10軒と伝統的な商店60軒以上を修復し、15の私設博物館と12の無形文化遺産のテーマ展示ホールを次々に建設してきた。Huangsha Lion（黄沙獅子）、臨海民謡、Qi Jiajun（戚家軍）巡回ツアーなどの公演が随時行われており、無形文化遺産の振興が臨海の文化観光に活力を加え、中国の素晴らしい伝統文化を目に見え、聞こえ、アクセスしやすく、理解しやすいものにする。
美しい景色に加えて、訪問者は臨海で一連の美味な料理を楽しむこともできる。臨海には、蛋清羊尾、麦油脂、麦蝦麺など、141種類もの軽食がある。2021年のユニークな美味しい料理を提供する中国の県・都市トップ100の中で、臨海は中国で8位、浙江省で1位にランクされており、この都市は食通にとって望ましいデスティネーションとなっている。
蛋清羊尾は1400年以上の歴史を持つ有名な料理であり、かつては国の宴会で提供されていたが、間違いなく臨海料理で最も人気のある一皿である。卵白が甘く柔らかい餡を包み込んでいる。麦油脂は春巻きに似た食べ物の1種である。麦油脂に入れる具材は20種類もあり、それぞれが臨海の人々の食べ物に対する生来の愛情と想像力の鮮やかな解釈である。柔らかくもちもちとした美味しい春雨と澄んだ美味しいスープは、臨海料理の特徴である。一握りのからし菜の漬物と一握りのネギの細切りを添えるこの料理は、多くの臨海の人々にとって忘れられない屋台料理である。
Linhai Municipal Bureau of Culture, Tourism and Sports（臨海市文化観光スポーツ局）ディレクターのWang Rongjie氏は、臨海市は今年、同市で春節を祝う人々、特に子供や高齢者の文化的ニーズに応じるために一連の対象を絞った興味深い文化活動を企画し、誰もがホームシックを和らげ、素晴らしいデジタルフェスティバルを体験できるよう、活動の80%はオンラインで行われたと述べた。
ソース：The Publicity Department of Linhai City
▽画像添付リンク：
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=414893
（画像説明：台州古城の江南長城に咲く梅）
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=414899
（画像説明：紫陽街で言葉を交わす2人の地元住民）
臨海市宣伝部（Publicity Department of Linhai City）
