2022.02.11 04:00
小惑星の代表的な試料と断定 はやぶさ2チームが論文
宇宙航空研究開発機構(JAXA)などのチームは、探査機はやぶさ2が2020年12月に地球に持ち帰った小惑星りゅうぐうの砂粒などは、撮影された小惑星上の物質と形や表面の特徴が一致しており、小惑星の代表的な試料と断定する論文を、10日付の科学誌サイエンス(オンライン版)で発表した。
チームの橘省吾・東京大教授は「分析で小惑星の全体像が解き明かされる」と期待している。
探査機カメラの映像などによれば、小惑星表面の岩や石には「ゴツゴツしたもの」「滑らかなもの」があった。地球に届いた試料にもよく似た小石や細かい粒子があり、小惑星の代表的な試料との結論に至った。