2022.02.10 18:44
車減産規模を328万台に拡大 22年3月期、コロナ禍響く
自動車国内大手8社が2022年3月期の減産規模を計328万5千台と見込んでいることが10日、分かった。昨年11月時点の287万6千台から拡大した。新型コロナウイルスの再拡大による部品調達難や半導体不足の長期化が響く。半導体不足は4月以降も続く見通しで、自動車生産の停滞は長引きそうだ。
コロナ禍の影響がなかった19年3月期の8社の世界生産は計約2873万台で、今回の減産は1割以上に相当する。トヨタ自動車が昨年11月時点の30万台から80万台へ減産見通しを拡大したことが大きく影響した。マツダも10日の決算発表で、見通しを20万台から25万台へ引き上げた。