2022.02.10 17:28
長期金利上昇0・225% 6年ぶり高水準
10日の国債市場は、長期金利の指標である新発10年債(365回債、表面利率0・1%)の終値利回りが前日より0・020%高い0・225%だった。終値としては日銀がマイナス金利政策の導入を決定する直前の2016年1月22日の0・230%以来、約6年ぶりの高水準。
米長期金利の先高観から日本国債が売られ、価格が下がって利回りが上昇した。10日の米消費者物価指数の公表後に米長期金利がさらに上昇することが警戒され、日本国債を売る動きが目立った。
日銀は金融緩和政策の一環で、長期金利の上限を0・25%程度と定めている。