2022.02.10 16:40
文氏、米朝首脳会談に期待表明 終戦宣言、米韓で文案一致と強調
写真撮影に応じる韓国の文在寅大統領(アジア太平洋通信社機構合同取材団・共同)
【ソウル共同】韓国の文在寅大統領は10日までの共同通信などとの書面インタビューで、北朝鮮の核・ミサイル問題を巡り米朝双方に歩み寄りを促し、バイデン大統領と金正恩朝鮮労働党総書記の首脳会談実現に期待を表明した。文氏が提唱してきた朝鮮戦争の終戦宣言を巡り、米韓は文案で意見が一致しており、中国も宣言を支持しているとも述べた。
バイデン政権は首脳会談には実務協議を通じた非核化への進展が必要との立場だが、トップ外交の重要性を強調した形だ。文氏は退任後、対北朝鮮特使を要請された場合の対応について「特別な状況が生じれば、その時判断する」と述べ、可能性を排除しなかった。