2022.02.10 15:34
IS、指導者の自爆死に沈黙 米発表から1週間
米軍が作戦を実施したシリア北西部イドリブ県で、破壊された建物=3日(UPI=共同)
【カイロ共同】バイデン米大統領が米軍の急襲作戦で過激派組織「イスラム国」(IS)のハシミ指導者を自爆死に追い込んだと発表してから10日で1週間。ISは沈黙し、公式に死亡を認めていない。イスラム過激派の動向に詳しい専門家は、傘下組織に忠誠を誓わせるため後継者選びを急いでいると指摘する。
ハシミ指導者は2007年ごろ、ISの前身に当たる国際テロ組織アルカイダ系組織に参加。08年にイラクで米軍に拘束された。中東を管轄する米中央軍のマッケンジー司令官は、遺体の指紋とDNA型から身元を特定したと明らかにした。