2022.02.10 15:30
高裁岡山支部は「合憲」 昨年衆院選、1票の格差
昨年10月の衆院選をめぐる「1票の格差」訴訟の広島高裁岡山支部判決に向かう原告側弁護士ら=10日午後
「1票の格差」が最大2・08倍だった昨年10月の衆院選は憲法が求める投票の価値の平等に反するとして、岡山県の有権者が県内の全5選挙区の選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁岡山支部(河田泰常裁判長)は10日、「合憲」と判断し、請求を棄却した。
弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした訴訟16件で判決は6件目。高松、大阪、札幌の各高裁は違憲状態、東京、仙台両高裁は合憲で、判断が分かれている。高裁段階の判決は3月9日までに出そろい、最高裁が統一判断を示す見通し。