2022.02.09 20:20
原発の容器底部に大量の堆積物 福島第1の1号機調査
福島第1原発1号機の原子炉格納容器底部付近で確認された堆積物(右下)=8日(東京電力提供)
東京電力は9日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器の内部調査で、水がたまった底部に大量の堆積物があるのを確認した。溶融核燃料(デブリ)が含まれているかどうかは「現時点で判別できない」としている。
2017年3月に実施した前回調査でも容器底部に砂状の堆積物が見つかっており、デブリ取り出しに向けて対策が必要なことが明確になった。
8日に水中ロボットが撮影した映像では、容器側面にある円盤状の構造物付近で、堆積物が底部から約90センチまでたまっていることが確認できた。ロボットが進むと堆積物が巻き上がる場所もあったという。