2022.02.08 20:18
福島1号機、5年ぶり内部調査 水中ロボで原子炉格納容器撮影
福島第1原発1号機の調査で、ロボットの複数のカメラが捉えた原子炉格納容器の内部を映したモニター=8日午後(東京電力提供)
東京電力は8日、福島第1原発1号機で原子炉格納容器の内部調査を始めた。水中ロボットで容器底部にたまっている堆積物や、その下にある溶融核燃料(デブリ)の情報を集める。調査は2017年3月以来、約5年ぶり。
ロボットに搭載したカメラの映像によると、格納容器底部は何かが積もったようなでこぼこ状になっていた。東電の担当者は「堆積物かどうかはまだ分からず、調査を進める」と話している。
調査は1月12日に開始予定だったが、準備作業中のトラブルで延期していた。東電は8月までとしていた工程を再検討している。