2022.02.07 18:53
広島、被買収の県議が政界引退 審査会「起訴相当」、辞職3人目
広島県議会議長に辞職願を提出後、報道陣の取材に応じる高山博州県議=7日午後、広島市
2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、東京第6検察審査会から「起訴相当」と議決された高山博州県議(68)が7日、辞職し、政界引退を表明した。現職議員の辞職は呉市議、広島市議に続き3人目。高山氏は「混乱を招き、迷惑を掛けた」と陳謝した。
6期目で、副議長も務めた高山氏は、河井克行元法相(58)=実刑確定=から30万円を受領したとして公選法違反(被買収)容疑で告発された。現金の返却を元法相の妻案里氏(48)に拒まれた経緯がある。「大反省。自分のやったことが残念でならない」と述べた。