2022.02.07 17:39
景気指数、3カ月ぶり悪化 昨年12月、物流逼迫響く
内閣府が7日発表した2021年12月の景気動向指数(15年=100、速報値)は、景気の現状を示す「一致指数」が前月比0・2ポイント下落の92・6となり、3カ月ぶりに悪化した。基調判断は4カ月連続で「足踏み」とした。
世界的なコンテナ不足による物流逼迫のあおりを受けて、アジアや欧州向けの輸出や産業用機械に使うエンジンなどの生産、出荷が落ちた。
「一致指数」は、景気にほぼ連動して動く経済指標を組み合わせて算出する。速報段階で反映できた8指標のうち、生産指数(鉱工業)など五つの指標が悪化した。