2022.02.07 15:05
東南アジア、入国規制を緩和 ワクチン接種条件、経済活性化へ
タイ・バンコクを観光する客=1月7日(ロイター=共同)
【シンガポール共同】東南アジア各国がワクチン接種を条件に入国規制を緩和し始めた。新型コロナウイルスのオミクロン株の流行が拡大し始めたが、観光や経済活性化を重視。厳しく入境制限する日本や中国と対照的な判断を取っている。
フィリピンはドゥテルテ大統領の下、厳しい行動制限を敷いてきたが、2月10日から観光客や短期ビジネス客の受け入れを再開する。従来、ビザなし渡航を認めてきた日本などが対象。プヤット観光相は「雇用の回復に資する」と強調した。
観光立国のタイもオミクロン株対策で昨年12月から運用停止していた観光客の隔離なし入国を2月1日から再開した。