2022.02.06 17:45
タリバン「女性の安全確保」強調 アフガンで6命令、抑圧否定
共同通信と単独会見するイスラム主義組織タリバン暫定政権勧善懲悪省のハーケフ・モハジル報道官=5日、アフガニスタン・カブール(共同)
【カブール共同】イスラム主義組織タリバン暫定政権下にあるアフガニスタン勧善懲悪省のハーケフ・モハジル報道官は6日までに、女性だけでの長距離移動禁止など六つの命令をこれまでに出したことを明らかにし「女性の抑圧ではなく安全確保が目的だ」と主張した。昨年8月の実権掌握から15日で半年となるのを前に首都カブールで共同通信と単独会見した。
2001年に崩壊した旧政権時代、宗教警察の役割を担う勧善懲悪省は恐怖政治の象徴だった。国際社会は女性の人権状況を懸念、暫定政権を承認していない。報道官は、教育や就労など女性の全ての権利を尊重していると強調した。