2022.02.06 14:35
仏、極右2候補が主導権争い 大統領選、同時に大型集会
エリック・ゼムール氏(左、ロイター=共同)とマリーヌ・ルペン氏(AP=共同)
【ランス共同】4月のフランス大統領選に出馬を表明した極右政党、国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏と極右評論家のエリック・ゼムール氏が5日、国内でほぼ同時にそれぞれ大型集会を開催した。地元メディアは、再選を狙う現職のマクロン大統領に挑み、主導権を争う2人の「遠隔対決」と伝えた。
ルペン氏は、北東部ランスで約4千人の支持者を前に演説。マクロン氏の治安政策やコロナ政策を「途方もない無秩序を生んだ」と批判した。
ゼムール氏は、ルペン氏の日程に合わせ、RNの支持者が多い北部リールで集会を開催。約6千人に向けて「さまざまな階層を和解させる大統領となる」と訴えた。