2022.02.05 12:27
東京原油、6万2千円突破 米景気期待や生産不足懸念
4日夕から5日朝まで東京商品取引所で行われた中東産原油の先物夜間取引で、指標価格が大幅上昇した。一時1キロリットル当たり6万2190円を付け、2014年10月以来約7年4カ月ぶりに6万2千円を突破した。21年末は5万4千円程度で、最近の原油高が改めて鮮明になった。
日本時間4日夜発表の22年1月の米雇用統計が好調な内容で、米景気の持続的回復に伴うエネルギー消費の増加が予想された。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国や非加盟国の一部が設備老朽化で十分に原油を生産できていないとの見方や、ウクライナ情勢の緊迫化も要因となった。