2022.02.05 09:59
米、対日鉄鋼関税の一部免除へ 両政府が最終調整
米国が日本から輸入する鉄鋼に課している追加関税について一部を免除する方向で両政府が最終調整していることが5日、分かった。関係者が明らかにした。無関税の輸入枠を設けるが、枠の規模など詳細については引き続き日米で協議する。
トランプ前政権は2018年、海外製品の輸入増加が安全保障上の脅威になるとして追加関税を発動した。鉄鋼に25%、アルミに10%の関税をそれぞれ上乗せする措置でバイデン政権も継続していた。
日本はこれまで追加関税の撤廃を求め、昨年11月、萩生田経済産業相がレモンド米商務長官と会談し、鉄鋼関税の見直しに向け実務的な協議に入ることで合意していた。