2022.02.05 09:54
米下院が産業強化法案可決 中国対抗、半導体に6兆円投資
記者団に話す米下院のペロシ議長=3日、ワシントン(AP=共同)
【ワシントン共同】米議会下院は4日、国内産業の競争力を強化するための法案を賛成多数で可決した。先端技術など安全保障に関わる産業分野で中国に対抗する狙いがあり、半導体の生産体制強化に向けた520億ドル(約6兆円)の投資が柱だ。上院も類似の法案を可決しており、成立には両院の協議による法案の一本化が必要になる。
バイデン大統領は「下院は中国やそのほかの国との競争に打ち勝つための重要な採決をした。上下両院が協力し、できるだけ早く成立に向けて進むことを期待している」との声明を発表。レモンド商務長官も「今すぐ協議を始めるよう、最も強い言葉で議会に促す」と述べた。