2022.02.04 18:32
逗子斜面崩落2年、遺族が手記 「二度と被害者出さない」
神奈川県逗子市でマンション敷地内の斜面が崩れ、隣接する道路を歩いていた県立高校の女子生徒=当時(18)=が巻き込まれ死亡した事故から5日で2年となるのを前に、生徒の父親(55)が4日、手記を公表した。「娘は休日の朝、未来ある人生を突如絶たれた。二度と同じような思いをする被害者、家族が出ないよう、(裁判で)誰が悪かったのかを明らかにする」と決意を記した。
事故は20年2月5日午前8時ごろ発生。石垣で補強されていなかった斜面から約70トンの土砂が崩落し、生徒が巻き込まれた。遺族は昨年2月、マンションの管理会社や管理人などに損害賠償を求め、横浜地裁に提訴した。