2022.02.04 11:56
女川原発10日から防災訓練 コロナ影響で昨年度中止
宮城県の東北電力女川原発。右奥が2号機=2020年8月
山口壮原子力防災担当相は4日の記者会見で、2021年度の国の原子力総合防災訓練を東北電力女川原発(宮城県)で10~12日に実施すると発表した。20年度も女川原発で予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止していた。
女川原発は東日本大震災で被災。東北電は22年度以降に2号機の再稼働を目指している。
訓練は原発事故と自然災害の複合を想定し、住民が孤立した地域から陸路に加えて海路と空路での避難の手順を確認する。住民は参加せず、自治体職員らが代役となる。参加者は2千人規模の見込み。山口氏は「感染状況を注意深く見守り、必要な対策を講じて実施する」と話した。