2022.02.04 07:49
国境管理の新理事会創設、EU フランスが提案
【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)は3日、EUを中心に域内の出入国審査を撤廃したシェンゲン協定を巡り、参加国で国境管理に関して協議する閣僚級による新たな枠組み「シェンゲン理事会」の創設を決めた。理事会創設はEU議長国フランスが提案した。3月3日に初会合が開かれる。
シェンゲン協定は、EUの基本的理念である域内の「移動の自由」を具体化した。しかし近年は、難民の流入や新型コロナウイルスの流行などで出入国審査を一時的に再導入するケースが相次ぎ、十分に機能していないとの批判が出ていた。
フランス北部リールで3日開かれた非公式の内相会合で承認された。