2022.02.03 18:36
同僚釈明「軽率だった」 関電の障害者いじめ退職訴訟
関西電力本社
関西電力で勤務していた身体障害者の男性(51)が、同僚から暴行やいじめを受けて退職を余儀なくされたのに適切な対処がなかったとして、関電に約2千万円の損害賠償を求めた訴訟の口頭弁論が3日、大阪地裁(西岡繁靖裁判長)であった。関電側の証人尋問で同僚の男性が「いたずら心からの軽率な行為だった」と釈明した。当時の上司は、個人間のトラブルにとどまるとの考えを強調した。
同僚は証言台で、社内で男性の後ろから背中を手で押したり、膝の裏を突いたりしたと述べた。
訴状によると、男性はいじめによる心的外傷後ストレス障害(PTSD)などを理由に2019年8月に退職した。