2022.02.03 16:32
輸入品2割超で中国に依存 内閣府、供給網に弱さ
内閣府は3日、日本を取り巻く経済情勢を報告する「世界経済の潮流」を公表し、日本は中国からの輸入依存度が高い品目が全体の2割超に上るとの実態を示した。「輸入先が特定の国に頼る傾向が強まれば、供給ショックなどのリスクへの対応がより困難になる。備えが重要だ」とし、脆弱性を抱えるサプライチェーン(供給網)強化の必要性を指摘した。
2019年時点で全体の約5千品目のうち、中国からの輸入が金額ベースで5割を超えるのは1133品目と、23%に上る。衣類やゲーム機、マスクなどの家庭用品のほか、携帯電話やパソコンで特に比率が高い。