2022.02.03 14:01
名古屋のゼネコン3億円所得隠し ODA事業巡り
名証2部上場のゼネコン「徳倉建設」(名古屋市中区)が名古屋国税局の税務調査を受け、2019年3月期までの数年間で計約3億円の所得隠しを指摘されていたことが3日分かった。中南米での政府開発援助(ODA)事業に関連し、現地のコンサルタント会社に支払った料金を工事費用に含ませて計上していたといい、重加算税の対象とされた。
追徴税額は約1億円に上り、同社経営管理本部の担当者は取材に「見解に相違はあったが、修正申告して納税した。私たちは工事費用だと思っていた」と話した。