2022.02.03 10:20
虐待通告児童、最多10万人 摘発2千件、21年犯罪情勢
児童虐待の疑いで児童相談所に通告された子どもの数
全国の警察が2021年に虐待の疑いがあるとして児童相談所(児相)に通告した18歳未満の子どもは、前年に比べ1・0%増の10万8050人だったことが3日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。虐待事件の摘発は前年比1・7%増の2170件で、ともに過去最多だった。同庁は「新型コロナウイルス禍で子どもを見守る機会の減少が懸念されることから、引き続き虐待につながりうる情報把握に努める」としている。
警察庁は3日、21年の犯罪情勢(暫定値)を公表した。
刑法犯の認知件数は56万8148件で、7年連続で戦後最少を更新した。