2022.02.03 05:36
アフガン、人口の6割支援必要 国連見通し、報告書で
【カブール共同】国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は2日、アフガンに関する報告書を公表し、今年は人口の約6割に当たる2440万人に人道支援が必要になるとの見通しを示した。イスラム主義組織タリバンが実権を握って以降、食料不安が拡大、支援が必要な人は昨年比で600万人増えた。
アフガンはタリバンによる制圧前から新型コロナウイルス感染症の拡大や干ばつの影響に見舞われていた。報告書は「アフガンは世界最悪規模の食料不安と栄養失調の危機を迎えている」と強調した。
交戦や空爆での市民の犠牲は減った一方、経済や人道の危機が急速に進み、一般犯罪の件数は増えたという。