2022.02.02 17:46
高知港沖に巨大ケーソン設置 南海トラフ津波対策
大型クレーン船でつり上げられる巨大ケーソン=2日午前、高知港(四国地方整備局高知港湾・空港整備事務所提供)
高知港の沖合で進められている防波堤延伸工事で、重さ約3100トンの巨大なケーソンの据え付け作業が2日、報道陣に公開された。ケーソンは防波堤の基礎部分として使われる鉄筋コンクリートの立方体。工事は南海トラフ巨大地震の津波対策で国土交通省と高知県が整備する「三重防護」の一環で、2025年度の完成を予定している。
この日、5階建てのマンションに相当する高さ17メートル、長さ14・8メートル、幅23・3メートルのケーソンが、4100トンまでつり上げ可能な国内最大の大型クレーン船で岸壁から移動。沖合約1キロにある長さ約1キロの防波堤東側の先端まで運ばれた。