2022.02.02 08:28
米GM、純利益が6割増 需要旺盛、値引き販売回避
1月、EV版ピックアップトラックをオンラインで紹介する米ゼネラル・モーターズのバーラCEO(共同)
【ニューヨーク共同】米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が1日発表した21年12月期決算は、純利益が前期と比べ55・9%増の100億1900万ドル(約1兆1500億円)となった。半導体不足による減産が響いて販売台数は落ち込んだものの、旺盛な需要を背景に値引き販売を回避したことが収益を押し上げた。
売上高は3・7%増の1270億400万ドル。バーラCEOは声明で「米国と中国で半導体の見通しが改善している」と述べ、堅調な業績が続くと見込んだ。
懸念材料は世界販売台数の減少で、21年は7・8%減の629万1千台。本拠地の米市場でトヨタに首位を明け渡した。