2022.02.02 06:13
「イスラエルは差別国家」 人権団体非難、政府は反発
1日、エルサレムで記者会見するアムネスティ・インターナショナルのカラマール事務総長(右)ら(共同)
【エルサレム共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは1日「イスラエルはパレスチナ人への抑圧と支配を制度化し、アパルトヘイト(人種隔離)を実践している」と非難する報告書を発表した。イスラエル外務省は「報告書は現代の反ユダヤ主義に基づき作成された」と反発している。
報告書は、パレスチナ人に対する厳格な移動制限や強制移住、無期限拘束、拷問などを挙げ「人道に対する罪」と批判。イスラエルはパレスチナ難民の帰還権を認めるべきだと訴えた。
また、国連安全保障理事会に対し、イスラエルへの武器禁輸やイスラエル政府高官への制裁を実施すべきだと呼び掛けた。