2022.02.01 18:06
石垣島の希少魚類絶滅を懸念 ゴルフ場計画で魚類学会
日本魚類学会が絶滅の危険性が高いと指摘した魚キバラヨシノボリ((C)鈴木寿之)
ユニマットグループ関連会社が沖縄県石垣島に計画中の大規模ゴルフリゾートに関し、日本魚類学会が1日までに、「希少魚類の絶滅の危険性に強い懸念を抱かざるを得ない」として、保全対策の強化を求める要望書を玉城デニー沖縄県知事らに提出した。
リゾート予定地の近くには、ラムサール条約に登録された湿地「名蔵アンパル」がある。2日の「世界湿地の日」を前に、計画の見直しを求める世界自然保護基金ジャパンなどが1日開いたセミナーで公表した。
要望書は、リゾート予定地やその周辺の河川に生息する魚「キバラヨシノボリ」は石垣島に固有の遺伝的特性を持ち、絶滅の危険性が高いと指摘した。