2022.01.31 19:55
市の対応「虐待リスク過小評価」 大阪・摂津の3歳児死亡で報告書
大阪府摂津市の集合住宅で昨年8月、住人の新村桜利斗ちゃん(3)が熱湯をかけられ死亡した事件で、府が設置した有識者の検証部会は31日、虐待への市の対応などについて報告書をまとめ、公表した。市は子どもの安全が危ぶまれる情報を繰り返し把握していたにもかかわらず、虐待リスクを過小評価していたと指摘した。
報告書などによると、市は、桜利斗ちゃんの虐待リスクについて、転入した直後の2018年11月に「ネグレクト(育児放棄)・最重度」と判断。翌年3月に、生活状況が安定していたことなどから中度に変更した。