鉱工業、２１年生産５・８％上昇　３年ぶりプラス、コロナ前届かず

2022.01.31 09:30

鉱工業、２１年生産５・８％上昇　３年ぶりプラス、コロナ前届かず

高知新聞社

　経済産業省

　経済産業省が３１日発表した２０２１年の鉱工業生産指数速報（１５年＝１００）は前年より５・８％高い９５・９だった。年間の指数の上昇は１８年以来３年ぶり。生産用機械などを中心に回復し、現行基準で比較可能な１４年以降で最大の伸び率となった。ただ生産指数は新型コロナウイルス感染拡大前の１９年（１０１・１）の水準には届いていない。

　２１年は新型コロナ流行で東南アジアを中心に一時、経済活動が制限され、部品や素材の供給が停滞。世界的な半導体不足の影響も重なり、９月には自動車の落ち込みで、２０年８月以来１年１カ月ぶりの低水準となったが、その後は徐々に供給不足が緩和した。

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