2022.01.31 07:24
3月から太陽風を長期観測 日本の水星探査機「みお」
JAXAが開発した水星探査機「みお」のイメージ(JAXA提供)
水星に向けて飛行中の宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「みお」が、太陽に接近する3月から太陽風の長期観測を行うことが31日、JAXAへの取材で分かった。太陽風は電気を帯びた粒子の風。地球上で通信障害を起こす原因ともなるが、詳しい性質などはよく分かっていない。
日本の探査機としては最も近い位置での直接の観測となり、太陽の活動が活発化していることもあって「興味深いデータが取れそうだ」(村上豪JAXA助教)という。
観測は3月上旬~5月上旬、太陽から6千万~1億キロ離れて飛行しながら行う。太陽から比較的近く地球とやりとりできるデータ量が増えるという。