2022.01.20 20:07
中東に寒波、難民ら苦境 シリアでは子ども3人死亡
19日、雪が積もった難民キャンプ=シリア・アレッポ(ゲッティ=共同)
【カイロ共同】中東シリアやレバノン、ヨルダンで20日にかけて寒波が襲来し、テントに身を寄せるシリア難民らが苦境に陥っている。米CNNなどが伝えた。大雪によりテントが崩壊したり、暖房で火災が発生したりし、シリア北部の難民キャンプでは子ども3人が死亡した。
難民支援団体によると、一部で気温が過去数十年で最低レベルとなるマイナス14度に達した。シリア反体制派の拠点がある北部を中心に約360のテントが損壊し、約2100人に影響が出た。貧しい難民らは燃料となる木材の購入も困難という。支援団体は「難民らは凍死するのではないかと恐れている」と懸念した。