2022.01.19 22:24
米金融大手、一部減益 人件費増、市場部門悪化
【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2021年10~12月期決算が19日、出そろった。株式や債券の売買を担う市場部門の落ち込みと人件費の増加が響き、6社のうちJPモルガン・チェースなど3社の純利益は前年同期比で減った。一方、バンク・オブ・アメリカなど3社は増益を確保し、明暗を分けた。
最大手のJPモルガンの純利益は14%減の103億9900万ドル(約1兆1900億円)だった。債券取引の減少が響いたほか、融資先の経営破綻に備える貸倒引当金の戻し入れが前年同期より少なかった。
一方、バンク・オブ・アメリカは28%増の70億1300万ドルだった。