2022.01.13 09:30
濃厚接触者の待機短縮 オミクロン株感染で政府
霞が関の官庁街(手前)。左奥は国会議事堂=東京都千代田区
政府は13日までに、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」感染者の濃厚接触者の待機期間について、現在の14日間から短縮する方向で検討を始めた。発症までの潜伏期間が3日程度と、従来株よりも短い可能性があるため。
岸田文雄首相は13日、待機期間短縮について「社会機能の維持が困難にならないよう工夫しなければいけない。必要に応じて柔軟な対応を検討したい」と東京都内で記者団に述べた。
松野博一官房長官は同日の記者会見で「科学的知見を集約するなど、急ぎ対応を検討している」と説明。米国ではワクチン未接種者に5日間の自宅待機を求めていると紹介した。