2022.01.07 19:12
ミャンマー国軍、停戦表明 年内、全少数民族を対象
7日、ミャンマーの首都ネピドーでミンアウンフライン国軍総司令官(右)と会談するカンボジアのフン・セン首相(ミャンマー国軍提供、共同)
【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍は7日、国営テレビを通じ、全ての少数民族武装勢力と今年末まで一方的に停戦すると表明した。国軍トップのミンアウンフライン総司令官と、東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国カンボジアのフン・セン首相が同日、ミャンマー首都ネピドーで会談し合意した。
ただ国軍はタイ国境付近などで武装勢力と激しい戦闘を続けており、実効性は不明。
昨年2月のクーデターで国軍が全権を掌握して以降、外国首脳のミャンマー訪問は初めて。フン・セン氏は8日まで滞在する。国家顧問兼外相を務め現在軟禁中のアウンサンスーチー氏との面会は認められなかった。