2022.01.04 18:19
2021年M&A件数が過去最多 新興企業や脱炭素関連も活発
日本企業が関連するM&A件数の推移
2021年の日本企業が関連する合併・買収(M&A)件数が2年ぶりに過去最多を更新したことが4日、分かった。M&A助言会社のレコフ(東京)によると、新型コロナウイルス禍での交渉停滞が響いた20年に比べ14・7%増の4280件。ベンチャー企業向け投資が増加したほか脱炭素関連案件も活発化し、全体の伸びをけん引した。
19年まで8年連続で増加しており、コロナ禍を経て再び上昇トレンドに戻った格好だ。国内市場の伸び悩みを受けた統合・再編の動きのほか、大企業による事業組み替えが引き続き旺盛だった。
21年のM&A総額は11・7%増の16兆4844億円。