ファーウェイの売上高、３割減　２１年、米制裁で成長止まる

2021.12.31 18:50

ファーウェイの売上高、３割減　２１年、米制裁で成長止まる

高知新聞社

　スマートフォンに表示された華為技術（ファーウェイ）のロゴ。後方には米国の星条旗＝９月（ロイター＝共同）

　【北京共同】中国通信機器大手、華為技術（ファーウェイ）は３１日、２０２１年の売上高が前年比２９％減の約６３４０億元（約１１兆４千億円）になるとの見通しを示した。米国による半導体の輸出規制が続き、スマートフォン事業が落ち込んだ。２０年は制裁下でも売上高は過去最高を更新したが、成長路線は曲がり角を迎えた。

　郭平輪番会長が社内向けの新年のあいさつで明らかにした。郭氏は「２２年も困難が待ち受けている」と述べ、「生き残り」に向けて研究開発や新商品の投入を強化する考えを示した。

　ファーウェイの２１年売上高見通しは、１７年と同水準となる。

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