2021.12.28 10:33
11月の鉱工業生産7・2%上昇 伸び率最大、自動車回復
鉱工業生産指数の推移
経済産業省が28日発表した11月の鉱工業生産指数速報(2015年=100、季節調整済み)は前月と比べて7・2%上昇し、97・7となった。伸び率は現行基準で比較可能な13年2月以降で最大だった。上昇は2カ月連続で、自動車は43・1%上昇と急回復し、全体を押し上げた。
基調判断は「持ち直しの動きがみられる」に上方修正した。前月は「足踏みをしている」としていた。
新型コロナウイルスの感染拡大を背景にアジア各国で経済活動が制限され、半導体や機械部品といった部素材の調達が不足していたが、11月は不足が和らぎ、自動車をはじめとする幅広い業種で上昇の要因となった。