2021.12.27 14:26
片山議員の疑惑巡り文芸春秋勝訴 「重要な部分で真実相当」
東京地方裁判所=東京都千代田区霞が関
自民党の片山さつき参院議員が、国税庁への口利きの対価として100万円を受け取ったとする週刊文春の報道で名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋に1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(大浜寿美裁判長)は27日、「重要な部分について真実と信じる相当の理由がある」として、片山氏の請求を棄却した。
判決によると、18年10月発行の週刊文春は、会社経営者が会社の確定申告に関して片山氏側に100万円を支払い国税当局への口利きを依頼し、片山氏は国税局長とされる人物に電話をかけたと報道。「あっせん利得処罰法違反の疑いがある」との元検事の指摘を記載した。