2021.12.24 17:58
企業で働く障害者、59万人超 過去最多も法定率に届かず
厚生労働省(中央合同庁舎第5号館)=東京都千代田区
厚生労働省は24日、民間企業で働く障害者は今年6月1日時点で前年比3・4%増の59万7786人だったと発表した。18年連続で過去最多を更新。障害者雇用促進法に基づく法定雇用率が今年3月に0・1ポイント引き上げられ、企業が雇用を増やしたためとみられる。
従業員全体に占める雇用率は2・2%で、法定の2・3%には届かなかった。法定率を満たした企業も全体の47・0%にとどまった。
重度障害者は2人分、短時間労働者は0・5人分と換算しており、障害の種類ごとでは、身体障害者が35万9067・5人で最多だった。知的障害者14万665人、精神障害者9万8053・5人。