2021.12.23 16:54
JR九州、6県の29駅を無人化 来年3月、48駅で販売窓口廃止
記者会見するJR九州の青柳俊彦社長=23日午後、福岡市
JR九州は23日、福岡や佐賀など6県の29駅を無人化すると発表した。これとは別に48駅で、切符の販売窓口を廃止する。沿線の少子高齢化や新型コロナウイルス禍などに伴う乗客減少が理由。2022年3月から。現在、無人駅は304駅あるが、29駅が加わることで全体の6割近くに駅員がいなくなる。
JR九州管内には計568駅がある。無人化するのは福岡9駅、佐賀6駅のほか、長崎、熊本、大分がそれぞれ4駅、鹿児島2駅。
切符の販売窓口を続ける駅でも営業時間を短縮する。一連の取り組みにより、人件費など数億円のコスト削減効果を見込んでいる。