2021.12.23 15:46
タリバン下で記者6割失職 政権掌握後、国際組織調査
【イスラマバード共同】国際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は23日までに、アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが8月に政権を掌握して以降、アフガンのジャーナリストの約6割に当たる約6400人が職を失ったと発表した。特に女性の失職は8割を超え、報道機関も約4割が閉鎖した。
RSFによると、暫定政権は報道の自由を支持するとしたが「イスラム法の尊重と国益保護の範囲内で」と強調。「当局が確認していない事案」や「国民に悪影響を与えかねない問題」について慎重な報道を求める「11の規則」を導入、検閲や弾圧強化への懸念が高まっている。