2021.12.23 09:53
中国千人計画で米大学教授に有罪 ハーバード、収入申告せず
裁判所に出廷するチャールズ・リーバー被告=14日、ボストン(ロイター=共同)
【ニューヨーク共同】米マサチューセッツ州の連邦地裁の陪審は22日までに、中国政府の海外人材支援プログラム「千人計画」に参加しながら収入を米当局に報告しなかったとして、虚偽申告などの罪に問われたハーバード大教授チャールズ・リーバー被告(62)に有罪評決を出した。
被告はナノテクノロジー分野で世界的に著名な学者。米政府は近年、米国で活動する研究者への支援を通じ中国が知的財産の獲得を図っているとして警戒。リーバー被告は昨年1月に訴追され、取り締まりの強化を象徴するケースとして注目されていた。
有罪評決を受けて判決が言い渡されるが、日時などは不明。