2021.12.22 21:33
ひとり親、10万給付届かぬ恐れ 9月以降離婚のケース
記者会見する松野官房長官=22日午前、首相官邸
政府は22日、18歳以下の子どもに配る10万円相当の現金などの給付を巡り、離婚して子育てするひとり親に一部届かない恐れがあることを明らかにした。給付は児童手当制度を活用するため、9月以降に離婚した場合、元配偶者の口座に入金されてしまうケースがあるという。
中学生以下への給付では、児童手当に関する8月末時点の登録を基に給付する。松野博一官房長官は22日の記者会見で「できるだけ迅速にプッシュ型支援を届けるため、児童手当の仕組みを活用する」と説明。9月以降に離婚した人も含めて漏れなく給付するのは「対応に難しい面がある」と語った。