2021.12.22 20:58
出産入院の消費税を誤徴収 国立病院、計4千万円
国立病院機構は22日、出産入院の費用に関し、本来は非課税となっている消費税を誤って徴収していたと明らかにした。データが残る2010年1月から今年4月までの間に、同機構の全国の20病院で、計約5万5千人から計約4180万円を誤徴収した。今後、各病院から対象者に連絡を取り返金するとしている。
機構によると、1991年の消費税法改正で、出産入院は非課税となったが、一部の病院では会計システムの設定が正しく変更されておらず、おむつ代などに課税していた。
今年4月、機構以外の病院で誤徴収があったとの報道を踏まえ、各病院に確認を指示した結果、ミスが判明した。